Comme A la Maison

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(赤坂)コム・ア・ラ・メゾン

2001年にお店を作ってから、ずっとメニューを変えていないらしい。

メニュー数はA4のメニュー表1枚におさまる数しかないけれど、それはシェフが自分にできる数を絞り、一皿に真摯に向き合い集中するためだという話を聞いて行きたいと思った店だった。

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変わらない(変えない)で守るというのは、とても難しいことだと思う。
どうしたって惰性とか飽きとかってものが出てきてしまうところ、緩みなく心を込めて何十年も作り続けるというのは努力でしかない。

この日初めて訪れたのでもちろん昔の味との比較などができたわけではないけれど、変わらないものがあるっていいなあと思ったのは田舎風パテを一口食べた時。

すぐに「このパテを食べにまたここに来たい」と思うほどだったし、なんなら「いつ来てもまた同じ味に会えるんだ」とすでに嬉しくなっていた。

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スペシャリテだという「スープ・ド・ガルビュ」も。

フランスの家庭の味として親しまれているこのスープは、生ハムで出汁を取り、白インゲン豆やちりめんキャベツ、根セロリ、じゃがいもなどを入れて長時間煮込んだもので、見た目こそ地味だがものすごく深い味わい。

シェフがフランスでの修行時代に学んでから、一切レシピを変えず忠実に継承しているらしい。

いつだって「季節の味を食べたい」「未知の食材の組み合わせが知りたい」「新しい食材にわくわくしているような探究心のあるシェフがいい」とか散々言ってきたが、ちょっとこのお店は別枠で、新しい楽しみを教えてもらったようだった。

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こだわりの強いシェフだからもしかしたら気難しい方なのかもなと思っていたけれど、はにかんだような優しい笑顔の方で腰も低い感じで、お店に流れる空気も穏やかだった。

スタッフの方2名も丁寧で、それでいておしつけがましくない接客が良かった。
一見的な訪問でも常連でも、いい意味で平等なんだろうなという空気。

「コム・ア・ラ・メゾン」の意味を調べたら、「家のように」だった。
じんわり温まりに再訪したいお店。

東京都港区赤坂6-4-15
03-3505-334518:00~23:00(L.O)
日曜休