きた福 銀座店

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(銀座)

季節の旬なカニを、生きたまま目の前で調理してくれる。
贅沢というか残酷なものである。こちらは、毛蟹・タラバ・黄金がになどに加えて、季節により活あわびや河豚、鰻なども出している。とはいえメインは当然のごとく蟹である。

まずは、蟹の卵を使った先づけや、刺身等が出てくるが、それは早々に平らげる。

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そして蟹の登場だが、蟹は毛蟹でも2~3キロはざら。人数に合わせて、蟹の大きさを選んでいるようで、毛がにの場合は、基本的には1人1匹。毛がにとタラバのコースを頼んだときは、毛がにがもう少し小さめで、タラバが2人で1匹だった気がする。
※ちなみに、死んで売られているときは、1杯と数えるらしい。
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そして毛がにの登場。当然生きているのだが、かなりの特大怪我になので、まずはここで蟹君を持ってパチリと写真を撮るのが慣わしだ。

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記念撮影が終わると、一気に板さんの表情がクールになり、樽の上でバキバキ!っと足を切り落とし、ささっと洗う。この音が結構残酷。板さん曰く、「蟹は痛覚が無いので大丈夫ですよ」ということなのだが、そういう問題ではない。
切られた足がまな板に並べられると、脚の部位ごとに綺麗に裁いていく。氷水につけられてあっという間に萱の上に並べられていくさまはアーティスティックだ。

残った頭の部分は「茹でて調理して、後でまたお持ちします」ということで、寂しく去っていく。

どう考えてもこれは外国の方が喜びそうなプレゼンテーションだが、あまりの痛々しさに全く目を向けない方も多いそうだ。(自分も比較的見れないほう)
蟹はともかく、板さんの手も痛々しいのだが、慣れてしまえばどうって事ないらしい。

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これらの脚達を、刺身からはじめて、湯で加減を変えながら味わっていく。捌きたての蟹の刺身を食べる機械などめったに無いが、プリプリで甘みがありとても美味しいが、「蟹感」とでも言おうか、一般的な蟹の風味が無い。そこから少しづつ湯で加減を上げたものが順番に出てくるのだが、少しづつ「蟹感」が増してきて、最後にしっかりゆでたものは、よく知る蟹の味である。

ただ、どの部位で、どの茹で加減で食べても美味しい。さっきまで生きていた事を考えるとアタリマエかもしれないが、調理の仕方も大切なのだろう。

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この時点で、それなりに御仲は満足しているのだが、ここに先ほど連れ去られた頭の部分がドーンと蟹だらけになって帰ってくる。これを蟹酢や酢橘、あるいは取り出したかに味噌につけるなどして頂く。

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確かに美味しい。ただ、正直食べきれない。ある程度満足したら、残りは蟹ご飯にしてお土産にしてもらうのが常。

この後さらに、食事が出てくる。記憶では、いくら食べ放題のいくらご飯や、松茸ご飯とかがあった気がする。

タラバとのセットコースでは、タラバの体の構造などを説明しながら調理してくれるので、これもなかなか面白い。

一般的な蟹のイメージを覆すという点と、プレゼンテーションの面白さで、一度は行ってみたい店。仕事上でもなんどかお連れしたことがあるが、みな一様に「楽しい」「美味しい」そして「お腹いっぱい」を連発してくれることでしょう。

高級店に関わらずワインの持ち込みも可能で、以前4人で訪れた際には、シャンパンを3本持ち込んだ。

なお、本来は赤坂にあった店舗だが、数年前に2号店として銀座に出展した。銀座のほうが新しい分、ビルも内装も綺麗だ。サービスをされる女性も、調理される方も、銀座のほうが心地よい。銀座には唯一、テーブル席もあり、女性や外国人には便利だろう。

クラブ街のど真ん中だが、基本的に年中無休なのと、9時スタートなども可能なので、使い勝手は良い。ただし、個室のみなので、予約はなかなか取りづらい。