河太郎 中洲本店

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(博多)イカの活造りで有名な店舗。中州の川沿いにて、風情のある店構え。

ikaika.jpg店内は広間や個室など、かなりの広さがあるようだが、ここに行く意義は入ってすぐの生簀前のカウンターだろう。

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20席ほどのこの席を取れないと、この店の価値が半減してしまう。

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ここでは、以下の重さ(グラム数)を伝えると、それに見合ったイカを目の前ですくいあげてくれる。自分は帰りの飛行機もあったため、開店早々に行ったが、だんだん適度な大きさのものが減ってくるため、早めに行くほうが良い。
さらに言えば、そもそものイカの入荷状況で、大きさも変わるし、そもそも十分な数が居ない場合もあるらしい。

ただ、イカのほうもなかなか逃げ足が速く、熟練した方でもなかなか捕まえられない。見ていて面白いのは、普通は半透明でプカプカ泳いでいるイカが、人が近寄ってきたり網に入ったりすると、真っ赤に変色することだ。自分は海で目にしたことがあるが、一般の方には不思議な体験だろう。

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カウンター横で、手際よくさばいていくのだが、ちょうど座った席がカウンターの目の前だったため、生々しい様が良く見て取れた。

和服でサービスをする女性は、若い方と年配の方が居たが、いずれも丁寧で気持ちよかった。

登場したイカは、もちろんまだ動いており可哀そうな気もするが、まずはその透明感というか、美しさに心打たれる。
味わってみれば上身や耳の部分は、透明な割に歯ごたえがあり、甘みもあっておいしい。
下足やそれ以外の部分は、後で別途お刺身になって出てくる。

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このあたりのプレゼンテーションは、カニの「きた福」に通じるものがある。

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イカだけではなく、その他様々な魚類がおいしい。特に絶品だったのが、車海老の活造り。
生きているもの拝見させていただいた上で調理されてくるのだが、盛り込み方が美しい。これも後で頭の部分が焼きあがって出てくる。

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その他、いかしゅうまいなど、蒸し物や焼き物などもそろっている。どれも新鮮で美味しい。

shu.jpgそして、今回の一番の驚きというか感動だったのが、〆のごはんで出てきた明太子。博多といえば明太子が有名なのは知られたことだが、とにかくこれが、これまでの明太子感を覆す、ふわっとした口当たりと優しい味。

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きめの細かいナチュールのシャンパンを飲んでいるような。何とも言えない感覚。

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お土産で売っているようだったので、思わず買ってしまった。一般的な博多の明太子とは違う、ここならではの味わいのような気がする。まさかイカ屋で明太子に心打たれるとは思っていなかった。