Bistrosimba [ビストロシンバ]

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(京橋)落ち着いた雰囲気でナチュールを飲める、大人のビストロ。8月1日のリニューアル後に初訪問。今回で2度目である。内装も少し明るくなった気がする。相変わらず道路に張り出した窓からは公園を眺め、風が心地よい

このフレンチとビストロの中間的な場所はとても落ち着く。家族連れで子供が居たりもするが、常連気取りで態度の悪い客も居ない。
料理もバリエーション豊富で、味だけでなくプレゼンテーションも素敵だ。お店の方の接客も丁寧だが押し付けがない。

本当に素敵な店だ。

DSC00725正面は公園。夏場は夜風が心地よい。

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2人掛けテーブルが、横に7卓、計8卓とカウンターかな。壁などいたるところに、薪や藁がレイアウトされている。ただ席間が狭いので、2人づつに並べると、隣の会話や所作が気になってしまうだろう。
この日は家族連れが4卓まとまっていたので、その分隣は余裕があった。ちょっと前まで、ワイワイと食事をされていたが、なぜか嫌な感じはしなかった。

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道路側の窓(扉)はすべて解放されており、足元には様々なハーブが植えられている。
これは料理にも使われているのだろう。

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アミューズでイワシのブルスケッタ(切り株のせ)。手で持って食べる。この際、店主がいらして「よろしくお願いします」とご挨拶された。

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岩牡蠣と玉ねぎクリーム。グラタンかパスタソースのように濃厚な味わい。

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定番。ブラータとトマトとハーブのサラダ。味は想像通りですが、ハーブのフレッシュさが良いですね。自家栽培かな。

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堂々島のサザエのつぼ焼き。とにかく巨大なサザエを、目の前の鉄板でソースと絡める。これは美味しい。

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淡路の白いか。焼きトウモロコシとケッパーソース。

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こちら定番デザート「パリブレスト」クッキー状のシュー生地の中に、バニラアイスとナッツのクリーム。周囲に様々なナッツを散らす。これは美味しい!

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ブランマンジェとスモモ?のシャーベット。想像通りで美味しいが、軍配はパリブレスト。

総じて食器が個性的で素敵でした。また熱い料理は、下に切り株やカッティングボードを敷いて持ってきてくださるが、なかなか素敵なものでした。

こういうところは、男性スタッフだけではなかなか気が回らないところだ。

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カウンターは狭いが、一人で来られている方も居た。

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なんというか、昔ながらのナチュラルワイン。両端はラシーヌさんが10年以上扱っていらっしゃるし、ラピエールは言うまでもない。グラスワインとしては、一つ上のグレード。
懐かしくて久しぶりにリンクリンのピノを頂いた。

この他、白は逆に今風だったかな。バーンワルトのシルヴァネールを頂いた。夏にぴったり、軽快で美味しい。

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グラス棚にあるのは、シュレールやビネールのオードヴィー、ラルコやマッサ・ヴェッキアのグラッパなどの食後酒が並ぶ。

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当日のオススメメニュー。常設メニューではないのに、盛り付けやプレゼンテーションに工夫があって感心した。ここの売りは、じっくり焼いたお肉のようだが、今回は頂かなかった。

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常設メニュー。ブッラータは常に提供しているようだが、”Real California Milk”と、カリフォルニアミルク協会のロゴを記載している。つまり米国産のようだ。

次回は、パテやブータンも食してみたい。

こういう、都心から少し離れて、アクセスも不便なところにある店は2通りある。

一つは、地元感がありすぎて、周囲を気にせず、店員含めて常連と盛り上がっているところ。悪く言えば、一見が入りづらく居心地が悪い。

もう一つは、喧噪を避けて、落ち着いて食の時間を過ごしたい人たちが訪れ、地元の人であっても礼儀をわきまえており、同時にスタッフのサービスも偏りが少ない所。

もちろんこちらは後者にあたる。土地柄かもしれないが、客層に落ち着きがある。

とはいえやはり、菊池シェフとホールの女性(奥さんかな?)の人柄がでているのだろう。店の方々が素敵だと客もそういう方々が集まる。逆に首をかしげたくなる店主が居るところは、横暴で周囲の迷惑を気にしない客が集まるものだ。

料理も美味しく、ワインもナチュール中心だが、マニアックになり過ぎておらず、薦めかたも押し付けがない。ビストロではあるが、街角のフレンチといっておかしくない品位を保っている。

特別な日でもなく、予約するまでもなく、今晩どこへ行こうかなって思いめぐらす時に、頭の片隅にある店の一つである。深夜1時まで営業しているのもありがたい。

ホームページの文章を見ると、なるほどと頷ける点がたくさんあった。

こちらのシェフの菊池さんもアン・ジュールの亮さんと仲が良い。なお、今日は祝日であったが、店が終わった後は、水天宮のピヨッシュに飲みに行くといっていた。
この界隈の繋がりは本当に面白い。

■公式ホームページ
http://bistrosimba.jp/