Nativo [ナティーボ]

投稿者:

(三軒茶屋)一軒屋を改装したオープンキッチンの開放的なイタリアン。サービスも心地よく、料理も美味しい。食器やインテリアにもこだわりが見られ、とても素敵な店だ。10月9日よりトラットリアスタイルでオープン。
太田シェフは「エルブジ」で修行されたそうだが、その片鱗は良い意味で感じられない。エルブジ出身という触れ込みを売りにしたレストランはいまや少なくないが、いわゆる見た目が売りの料理ではなく、クラシカルな料理をきちんと仕上げている。ペルーの「ガストン」(世界的な有名店らしい…)で働くなど、各地で真面目に料理を探求してきた一つがエルブジであり、全てが彼の経験となってこの料理を生み出しているのだろう。

まずは、お店からいただいたメールより彼らのコンセプトを。

NATIVOとは、英語NATIVE【原点の・本来の】のイタリア語およびスペイン語です。店名「NATIVO」には、“生まれた土地の”“ありのままで”という意味が込められています。新しいものばかりに目を向けるだけでなく、料理もそれを楽しんで頂く空間も、昔から存在するものや純粋に良いものをシンプルに提案していきたいと思っています。

01

プレート類はオリジナル。ティーカップのみアンティーク風なものを使っていたが、メニューやデザートメニューなど含め。細部にわたってこだわりが見られる。

02

店内はコの字型のカウンターのみ。10席くらいであろうか。(2階に個室があるが普段は使用していない)。カウンターは奥行きがあり、席間も広い。天井が高く、オープンキッチンなこともあってとても快適な店内。

02b

シェフのこだわりからすると、パンも恐らく自家製だろう。このフォカッチャは出す直前に仕上げにたっぷりオリーブオイルをかける。ただ、ちょっと味が濃く、これだけで一つの料理としてワインとともに食するなら良いのだが、料理の共としては主張が強すぎるか。

03

最初にオーダーしたのは、ブッラータとフルーツトマト。比較的しっかりしたブッラータで、良くあるミルキーなブッラータと通常のブッファラとの中間くらい。

04

玉ねぎのロースト。サワークリームがけ。このサワークリーム、最初はソフトクリーム状に渦を巻いているのだが、みるみる溶けていくので、あっという間にこんな感じに。

05

ワインは泡1・白3種をいただいた。
【泡】
トレヴィジオール / プロセッコ・ディ・コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ
【白】
ラ・ビアンカーラ / ビアンコ・マシエリ 2015
フォラドリ / マンツォーニ・ビアンコ フォンタナサンタ 2014
ヴィニェーティ・マッサ / ティモラッソ・デルトーナ 2014

最初の2種は、有名どころのナチュール。後の2本は土着品種を使ったちょっとマニアックなワインと言って良いでしょう。グラスワインリストは店の名刺代わりみたいなもの。グラスワインに手を抜く店が多い中で、このラインナップを見ただけで真摯な姿勢が伝わってくる。

06

07

ちょっと忘れてしまったが、ポルチーニだろう。美味しかったのだが、こちらも少し味が濃かった。

0809

ラグーソースのパスタ。太目のパスタなのでソースは強めで丁度良い。

10

これまた変わったデザートメニュー。アンティークの額縁か。デザート自体はとてもシンプルなもの。カカオ系が2品。

11

フォンダン・カカオとバニラジェラート。フォンダンカカオはお土産で購入できる。

12

カカオジェラートには、巨大なカカオの塊を持ち出し、これでもかといわんばかりにゴリゴリ振りかける。プレゼンテーションとしてなかなか面白い。それにしてもこのカカオの塊はわざわざ作っているのだろうか。

1314

2階にはキッチンつきの部屋が。料理教室などを開催しているようだが、貸切でパーティーなどにも使えるのかも知らない(実際のところは不明)。

15

太田シェフの調理姿。スタッフを見つめる視線も厳しく、自ら調理する時も真剣そのもの。真面目さが伝わってきた。